令和5年9月14日に開催された佐久市議会第3回定例会では、重要議案の審議が進められた。
本日の会議では、特に野沢地区における多目的広場整備に関する議案が注目を集めた。市長の柳田清二氏は議案の総括説明で、子育て世代の交流拠点としての役割を強調した。
この議案は、2025年度から実施予定の工事に関するもので、議会からの承認を求める意図が示された。
議案第92号に関する質疑では、内藤祐子議員が具体的な工事内容についての質問を行った。特に、「浸透貯留施設の貯留量はどのぐらいか」という点や、駐車場の身障者用駐車スペースに関しての配慮について尋ねた。これに対し、建設部長の小林義夫氏は、施設の貯留量が合計で1,556立方メートルであることや、身障者用の駐車スペースに関して具体的な仕分け計画があると回答した。
さらに、設計における環境配慮として、駐車場には幅広のブルースペースと通常幅のグリーンスペースを設ける計画が盛り込まれていることも明かされた。加えて、内藤議員からは人工芝舗装工の耐用年数についても質問があり、一般的に12年から15年を見込んでいるとの説明があった。
議会ではその他の議案として、佐久市特別職の職員給与に関する条例改正や市道の路線認定についても審議された。会議は滞りなく進み、最終的に全議案が原案通り承認された。
また、委員会に付託される陳情や議案についても議決され、次回日程が報告された。今後の会議において深掘りされる予定だ。議長の江本信彦氏が会議を締めくくり、散会となった。