令和4年佐久市議会第4回定例会が、11月24日に開会した。市長の柳田清二氏は、開会挨拶の中で、議案49件を提出したことを報告した。
特に、市長が強調したのは、新型コロナウイルス感染症対策である。感染状況について、佐久市は第8波の兆しを示しているとし、厳重な警戒が必要であると述べた。市内では新規陽性者数が増加しており、医療への負担も増大しているため、住民には検査キットの利用を呼びかけた。
さらに、さらに話題を移し、佐久市プレミアム付商品券及びSAKU GIFT CARD事業について説明した。市の経済活性化を図る取り組みとして、多くの市民からの支持を受けていることを示した。発行された商品券の額面は約12億8900万円で、好評を博している。
また、臼田地区新小学校の建設状況についても触れた。工事は順調に進んでおり、白紙から新たな施設が生まれる様子に期待が高まっていると市長は語った。続いて、野沢会館建設工事について、用途に応じた多機能空間の確保を目指していると説明。地域の交流や学びの場の整備が進められていることを明らかにした。
さらに、ユネスコによる跡部の踊り念仏の無形文化遺産登録の動きについても言及した。地域の伝統文化が国際的に認められることは、大変大きな意味を持つとし、地域住民の努力に感謝の言葉を述べた。正式な登録は、11月28日からのモロッコでの審議にかかるとしており、市長は結果に期待を寄せている。
最後に、第73回全国高等学校駅伝競走大会への出場を決めた佐久長聖高等学校について言及。25連続となる出場は市民に大いなる誇りを持たせるものであり、激励の意味を込めた交付金案も提出された。市のスポーツ振興に寄与するプログラムが着実に進行中である。
この会議では、予算案や議案についての質疑、討論、採決が行われ、議会運営のスムーズな遂行が図られている。市議会は、住民の声を反映させながら、次なるステップを目指している。