令和5年9月小諸市議会定例会が終了し、様々な議案が審査され可決された。特に市民交流センター条例や奨学金関連の改正が議論の中心となった。
総務文教委員長の田中寿光議員は、議案第73号「小諸市市民交流センター条例の一部を改正する条例」について詳細な報告を行った。市民交流センターの使用料改定に関して、注意深く審査を行った結果、午前9時から午後5時の時間帯の料金が上がる理由について説明があり、使用時間に合った料金設定が必要との意見が出された。
田中議員は、利用者のニーズに関する質問にも対し、午後9時半から午後9時への利用時間短縮が市民にとって問題でないとの調査結果を提示した。この改正案は可決されることとなり、この日程の進行は円滑だった。
次に、議案第74号「職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」が審議された。この案は質疑もなく、そのまま可決された。このように、議案は次々と審議され、多くが原案通りでの可決となった。
また、奨学金に関連する議案も扱われた。議案第75号では「小諸市大津秀子奨学金貸与条例の一部を改正する条例」が可決された。賛成意見として、奨学金の意義を再確認し、奨学金制度の拡充を求める意見も出た。同様に、議案第76号「小諸市あさま奨学金給付条例」の改正も可決され、地域の将来を見越した施策が進められていることが強調された。
予算決算委員長の山浦利夫議員は、多くの決算議案を一括して報告した。議案第57号から第72号までの合計16議案が審査され、いずれも原案通りの認定が決定された。これにより、市の財政運営状況が改めて確認された。
また、小中学校の改築・再編に関する特別委員長の竹内健一議員は、学校再編計画の策定経過について報告を行い、これからも市民にとって未来のある教育環境を提供するための取り組みを強調した。
最後に、議員の派遣に関する議題が扱われ、すべての議員が異議なく派遣を承認した。これにより、小諸市議会は今後も議会機能を持続的に発展させることを目指していく。