令和4年12月、小諸市議会の定例会が行われ、市政の様々な課題について議論が交わされた。特に、楚山伸二議員(2番)は市の成長を支える原動力について詳しく質問し、市における危機意識と教育力、投資の重要性を強調した。市長の小泉俊博氏は、健幸都市こもろの実現を目指し、地域の資源を最大限に活用する重要性を述べた。
一つのポイントとして、楚山議員が指摘したように、中長期的な投資の課題は市の成長に欠かせないものである。その中でも特に、少子高齢化の進行に伴う人口減少の抑制や市民の生活の質を向上させる施策が必要とされる。市長は、子育て施策や移住・定住促進策が不可欠であるとの認識を示した。
高橋充宏議員(1番)の質問では、社会的弱者に対する支援の現状と課題が浮き彫りとなり、具体的な施策の充実を図る必要性が強調される。同様に、田邉久夫議員(7番)は、子育て支援や産業振興の重要性について言及し、市長はそれに対し具体的な施策を述べ、地域の宝を活用したまちづくりの姿勢を示した。
高橋公議員(3番)は、太陽光発電に関する条例制定を提唱し、気候対策や地域資源の利活用について意見を述べた。同氏は他の自治体の条例を引き合いに出し、小諸市でも適切な条例が必要であると訴えた。市長は、条例の必要性を認めつつ、詳細については慎重に進める必要があるとした。
最後に小林重太郎議員(16番)は、小・中学校における備蓄状況とその重要性を強調し、災害時の備えに対する市の考えを問う。市長は賛同しつつ、地域住民や学校との連携強化の重要性についても言及した。
全体として、小諸市議会では地域の教育、子育て、産業、そして防災対策に至るまで、幅広い議題が扱われ、市民の生活向上への熱意が感じられる会議が展開された。今後の政策実行に向け、市民の期待に応えられるような取組が求められる。