令和3年12月小諸市議会定例会が11月25日に開会し、様々な議案が討議された。初日の議題には、令和3年度小諸市一般会計補正予算や議員の報酬に関する改正などが含まれている。
市長の小泉俊博氏が、開会にあたり挨拶を行い、新型コロナウイルスワクチン接種率の高さを報告した。12歳以上の接種率は91.7%であり、65歳以上に至っては93.53%の接種が行われた。また、感染状況が改善されたことに感謝を述べた。
議会の中では、債権放棄が重要な議題の一つに挙げられた。建設水道部長の山浦立男氏は、債権放棄の件数が37件、金額は1億9,039万2,924円であることを説明した。特に、債務者の死亡や資力不足に基づく措置であることを強調した。議員の掛川剛氏は、今後の財政への影響を懸念し、今後同様の債権放棄がどのように防がれるのか質問した。
また、本会議では、議案第100号に関する質疑も行われた。総務部長の柳澤学氏は、補正予算における新型コロナウイルスワクチン接種に要する費用を加味した補正額について述べた。その中で、こちらは約3億8,200万円の追加となり、感染対策や医療従事者への負担金が大きく影響している。
さらに、議案第106号から第108号までの委員長報告では、議員報酬及び職員給与の改正案が承認されたことが報告された。これにより、期末手当が0.15月分引き下げられることになる。議会運営委員長の高橋公議員は、影響のある職員への説明が行われた旨を報告し、その理解が得られていることを確認した。
今後、議会はさらなる議案を進めていく方針で、行政や市民の要望に対する対応を強化していく考えが示された。議会は、引き続き市民の声を反映し、より良い施策に努める意気込みを見せる意向であり、この状況を市民にも伝えていく。