令和4年3月22日、小諸市議会は定例会を開催し、重要な議案がいくつか上程されました。
市長の小泉俊博氏は、議案第30号から第33号への提案理由を説明しました。
特に、議案第30号の一般会計補正は、新型コロナウイルスの影響での緊急対策事業費の増額を含むなど、緊急性が高い内容が含まれています。
総務部長の柳澤 学氏が詳しく説明したところによると、歳入と歳出それぞれに3700万円を加え、総額217億1,000万円に調整する案です。
特に新型コロナウイルス関連の経済支援を強化することで、市民生活の安定を図る方針です。柳澤氏は「急を要する内容を追加提案する」と強調し、全議員に協力を呼びかけました。
また、議案第33号の小諸市介護保険条例の改正に関する説明もあり、保健福祉部長の依田 秀幸氏が発言。2024年3月まで延長された制度により、経済的困窮の影響を受ける高齢者への保険料減免が続くことが伝えられました。質疑の中では、議員から「減免措置の周知方法」について問われ、依田氏は「納入通知書に記載し広く周知する」と答えています。
審査報告においては、予算決算委員長の神津眞美子氏が、様々な補正予算案の結果報告を行いました。特に、第30号と第31号では、住宅新築資金に関する補正も加えられ、全体として市民支援を強化する方針が明らかになりました。
小中学校の改築・再編に関する特別委員会からの報告では、柏木 今朝男議員が、教育委員会の答申を受け、学校再編を慎重に進めることが強調されました。市民の意見を取り入れながら進めることが重要とされ、今後の会議でも再検討される予定です。
なお、南城公園プールの廃止に関する条例改正には賛否両論がありましたが、最終的には原案通り可決されました。市民の生活基盤を守る施策や、教育視点からの施策が強調された会議になりました。