令和5年6月28日、小諸市議会において定例会が開催され、重要な議案が多く審議された。
この日、議題に上がったのは、令和5年度小諸市一般会計補正予算(第5号)を含む複数の補正予算案である。市の総務部長、柳澤学氏は、一般会計補正予算に関して、歳入歳出それぞれ2億7,700万円を追加し、総額は約187億400万円になると説明した。
特に、柳澤氏は国からの新型コロナウイルス対応地方創生臨時交付金を活用し、低所得者世帯に対する給付金を支給する事業が重要だと強調した。また、新たに進められる学校への防犯カメラ設置についても言及した。これは、教育の安全を確保するために不可欠な措置であるとの見解が示された。
その後、議案の質疑に移行し、予算決算委員会の委員長、山浦利夫氏が議案の審査報告を行った。この報告では、議案第56号の説明が行われ、質疑は簡略化された。しかし、委員からは具体的な給付方法や防犯対策に関しての詳細な質疑が寄せられた。例えば、高齢者福祉や障害者支援に関する具体的な資金の使途に関する質問である。
また、小中学校の改築・再編に関する特別委員会の報告も行われた。特別委員長の竹内健一氏は、改築計画の進捗状況や住民への説明責任について語った。教育委員会からの情報提供や地域住民のフィードバックが今後の計画にどのように生かされるかが強調された。
最終的に、全ての議案は原案通り可決され、議会は円滑に進行した様子が伺えた。再編計画に関しては、今後も引き続き詳細な検討が求められる見通しだ。市議会議長の丸山正昭氏は、すべての議事が終了したことを報告し、閉会を宣言した。