令和2年6月23日、小諸市議会定例会が開催された。
市民福祉委員長や予算決算委員長などがそれぞれの報告を行い、議案についての審査が進められた。
まず、日程第2において、議案第45号の小諸市農業委員会委員選任について、市長の小泉俊博氏が提案理由を説明した。
実際に委員同意を求める対象者は18名であり、その中には公募の候補者や農業団体推薦の方も含まれている。
議会では異議なしとの声が上がり、無事同意が決定した。
日程第3の議案の提案理由では、学校施設環境改善事業に関連する議案第52号などが議題に上げられた。
教育次長の内堀浩宣氏は、美南ガ丘小学校の大規模改造工事の契約内容について説明し、工期は11月までで、授業に支障がないよう注意深く進める方針を示した。
その後、同じく教育次長がChromebookの買入れに関し、国のGIGAスクール構想を活かして調達するものであると強調した。
さらに、総務部長の森泉浩行氏が一般会計補正予算について説明を行った。
特に、新型コロナウイルス対策の緊急経済対策として、歳入歳出を追加し、総額は230億8,700万円に達する見込みである。
観光振興に向けた対策や企業誘致活動のための調査委託料としても費用が計上されている。
質疑応答の時間では、神津眞美子議員からChromebookの契約内容について具体的な質問があり、教育次長はハードだけでなく、ソフトの部分でもフォローを考慮していると説明した。
議案の審査が続く中で、各議案が承認され、議会の健全な運営が確認された。
最後に、全ての議案が可決されたとの報告があり、議長の竹内健一議員が閉会の宣言を行い、会議は終了した。
市議会の議員は今後も市民に寄り添いながらの政策決定を進めていくことが期待されている。