令和3年4月23日、小諸市役所議事堂において、臨時会が開催された。議長の清水喜久男氏が開会の宣告を行い、各議員が出席したことに感謝した。
小泉俊博市長は新型コロナウイルス感染症についての現状を報告し、感染拡大防止の重要性を強調した。特に新型コロナウイルス感染症による影響が大きく、行政としての対応が求められていると述べた。
本臨時会では、主に専決処分の承認を求める議案が上程された。報告第2号は、介護保険条例の一部改正に関するものであり、保健福祉部長の依田秀幸氏が詳細を説明した。改正内容は、収入減少に伴う保険料の減免措置に関して、市民への影響を最小限に抑えるものであるとした。
また、報告第3号では市税条例の改正が提案され、採決において異議なく承認された。市民生活部長の平井義人氏が詳細な具体策を説明し、特にデジタルトランスフォーメーションやカーボンニュートラルを支援するための取り組みについて言及した。
さらに、令和2年度小諸市一般会計補正予算(第16号)が提案され、総務部長の柳澤学氏が提出した予算の内容は、経済の安定を目指した市の取り組みが浮き彫りになった。歳入減少を補うための様々な施策が必要であることが強調された。
報告第4号では、令和3年度一般会計補正予算と国民健康保険事業特別会計補正予算が提案され、議会の審議を経て承認された。これにより、未曾有の挑戦となる新型コロナウイルス感染症に対する準備が整いつつあると言えるだろう。
最終的に、議案は原案通り可決され、午後3時04分に議会は閉会した。市長や議員たちの奮闘によって、地域の福祉と経済の回復に向けた方向性が示されたことが注目される。