令和2年第1回軽井沢町議会定例会が開催された。
会議は、町長の藤巻進氏の挨拶から始まり、新型コロナウイルスの感染状況にも触れられた。長野県では感染者数が増えており、警戒が呼びかけられている。
特に佐久圏域では、感染警戒レベルが3に引き上げられた。町民には感染防止策の徹底を求める姿勢が強調された。
また、町の今後の計画に関する話もあり、令和5年度から始まる第6次長期振興計画の策定が進められている。
住民の意見を聞く姿勢を示し、地域の協働を重視したまちづくりが期待されている。藤巻町長は、エリアデザイン推進や新型コロナウイルス関連の施策についても述べた。
会議の中では複数の議案が提案された。
特に注目されたのが議案第53号、軽井沢町議会議員及び町長の選挙運動の公費負担に関する条例についてである。
この条例が成立すれば、選挙運動にかかる費用の一部が公費で負担されることになる。これによって候補者への経済的負担軽減が期待される。また、議案第54号で職員の定数条例の改正案も提案され、職員の確保に向けた取り組みが強調された。
さらに、軽井沢町の国民健康保険に関する議案もあり、保険料の改定や医療サービス充実に向けた施策が議論された。特に感染症対策の強化については多くの意見が寄せられ、町としての試行錯誤が続く。また、財政健全化報告もなされ、各会計の決算状況が詳述された。