令和4年3月、第1回軽井沢町議会定例会が開かれ、複数の重要な議題が話し合われた。特に、水痘および帯状疱疹ワクチン接種の実施状況と周知についての質問が多く見受けられた。
議会では、近年の水痘ワクチン接種率が9割を超えていることが報告された。また、接種モニタリングの結果、町の子どもたちが重症化を防ぐための取り組みが順調に進んでいることが確認された。今後も保護者への正しい情報提供が必要であるとの意見が強調された。
さらに、帯状疱疹ワクチンについても取り上げられ、多くの町民がまだその必要性を理解していない現状がある中、自治体による支援策が求められた。各市町村で公費負担を行っている状況を踏まえ、軽井沢町でも補助制度の導入に向けた調査を行う意向が示された。
次に、議員からは難聴児の早期発見・早期療育に関する質問が多くあり、特に新生児聴覚検査への理解を深めることが重要であると指摘された。保護者への個別相談やサポート体制が強化される予定である。
特に、インクルーシブ社会の実現についてのビジョンが問われ、町長は多様性を認め合い、共に生活しやすい地域社会を築くことの必要性を強調した。他の議員からの質問を受け、具体的な取り組みとして、教育機関を通じた啓発活動や地域の企業との連携が図られるとの見解が示された。
このように、軽井沢町の議会では、夏の観光シーズンを見据え、さまざまな施策が検討されており、特にインクルーシブな社会の実現に向けた取り組みが強調されている。今後の進展に注目が集まる。