令和6年3月6日、軽井沢町の第1回定例会が開催された。
議題には様々な条例の改正が含まれ、特に町の手話言語条例についての質疑が注目を集めた。
草野町長は「この条例は町民及び訪問者がコミュニケーションを深めるための重要な施策です」とコメントした。
質疑では、11番の横須賀桃子議員が地域独自の視点を求め、「軽井沢に特色が出た点は何か」と尋ねた。
これに対し、保健福祉課長の菊池一成氏は、「古くからの別荘文化に基づき、多様な交流を重視した」と返答。
具体的には、観光旅行者への配慮も条例に盛り込まれていることが説明された。
さらに、議案第12号、まちづくり基本条例の一部改正についても質疑が行われ、議員からの質問は無く、スムーズに質疑が進行した。
荒井和彦総務課長は職員の特殊勤務手当に絡む議案について質疑に応じ、在宅医療を行う職員に関する明確な説明を行った。
中でも注目されたのは、議案第19号公共下水道条例の改正についてだ。
中澤睦夫議員は「平均15%の値上げ提案をどう捉えているか」と質問した。
上下水道課長の小林文則氏は「運営のための平等な負担を求めている」と回答した。
ただ、議員からは高騰する物価に伴う生活苦に対する対策についても意見が出され、今後の条例の実行への期待が寄せられた。
この日の予定すべての質疑が無事に終結し、議案はそれぞれの委員会に付託されることになった。