令和4年3月、軽井沢町の第1回定例会が開催された。
この会議では、町長の藤巻進氏が新年度の施政についてさまざまな方針を語った。特に、新型コロナウイルスの影響について言及し、町民への感染防止策を強調した。
藤巻町長は、「現在、オミクロン株の感染拡大が続いている。我々は町民に対して、感染防止を引き続き呼びかけていく。」と述べた。そして、町として事業者支援や学校への対応を進めることを説明した。
さらに、新年度の施政方針についても言及し、令和5年度は町制施行100周年を迎えるため、記念事業のアイデアを町民に募集することが決定されたと明かした。新型コロナウイルスの影響も考慮しながらも、町の100周年を祝う準備を進める方針を示した。
また、次回のG7相模原関連閣僚会合の誘致に向けた取り組みについても説明した。藤巻町長は、「長野県と共に、誘致活動を行っている。来月、外務省へ訪問予定です。」と述べた。
この議会では、令和4年度の一般会計予算についても審議された。予算額は159億5,000万円で、前年度に比べて30億5,000万円増加している。主な要因は、寄附金による歳入分が大幅に増加したことが挙げられる。町長は、「寄附金による歳入が30億円以上増加したことが、今年の予算に反映されている。」と述べた。
育児休業に関する条例改正案も上程され、非常勤職員に対して育児休業の取得要件が緩和されることが提案される。総務課長の上原まち子氏は、「育児休業等の取得要件を緩和し、より取得しやすい環境を整備する。」と話した。
また、国民健康保険税条例の一部改正も報告され、未就学児に対する均等割額が減額されるとされた。
議会ではさらに、文化財保護条例の改正や、旧三笠ホテルの保存修理工事についても説明があり、町の文化財を守るための取り組みが必要であると確認された。