軽井沢町の今月開催された令和２年第１回定例会において、地球温暖化対策および軽井沢病院の医師確保に関する重要な議題が取り上げられた。
町長が強調したのは、2050年に向けたCO2排出実質ゼロの目指し、特に、再生可能エネルギーの導入を今後の事業計画に組み込む必要性である。
医師確保に関しては、藤田名誉院長からも寄附講座に参加した医師の結果として４月から新たに常勤医師を迎えることになった。病院の医療体制が強化されつつあるなか、町として医師の招聘を継続的に行っていく方針である。
また、オーバーツーリズムの対策については、国土交通省の指導のもと、軽井沢町内での交通渋滞緩和に向けた取り組みとしてICTやAIを活用した実証実験が行われている。，更に、スマートコミュニティへと進む中で、この渋滞対策と連携を図りながら、町全体のアクセス改善に努めていく。
環境課長は、スマートグリッドの可能性にも言及し、電力供給の質を向上させるための研究が進行中であることを示唆した。これにより、町の持続可能な発展を支える基盤づくりが期待されると述べた。
さらに、教育長は、公教育においても信州大学との連携を深め、地域の発展につなげるべく、随時検討を進めていく意向を表明。また、町民に対する健康教育の充実を課題として挙げた。今後の町の施策に関しては、温暖化対策や医師確保に関する課題を推進し、地域経済や住民福祉の向上へとつなげていく必要がある。