令和5年6月7日に行われた軽井沢町議会第2回定例会では、数件の議案が審議された。
特に注目されたのは、令和5年度軽井沢町一般会計補正予算の内容と、児童発達支援センターの建設工事に関する変更請負契約である。
初めに、総務課長の荒井和彦氏が発言し、議案第35号に関連して、誤った金額の提示があったことを訂正。申し上げた中間教室建設事業の費用は、正確には6,160万円であると強調した。これにより、議会は具体的な予算案の理解を一層深めることになった。
次に議案第34号の児童発達支援センター建設工事に関して、保健福祉課長の菊池一成氏が誤りの原因を説明した。設計業者が資材等の計上を漏れたため、修正が必要となったという。市村守議員は、変更の理由や見積もり金額を問うなど、議案に対する質問を展開し、問題の特定に努めた。
菊池氏はさらに、各工事に要する金額はすでに算出されていると述べ、市村氏の問いに対し、資材の計上漏れは設計上の誤りであると発言した。
また、押金洋仁議員も、設計図書の誤りについて質問。これに対して、菊池氏は計上誤りおよび未計上の増減について詳述した。特に設計者の道責任について説明し、今後の改善に向けた意気込みを示した。
質疑の後、議会は議案第32号から第37号までを各所管委員会に付託することを決定。特に、町税条例の改正や複数年度にわたる会計補正案が重要なテーマとして取り扱われた。
議会は指摘された問題に真摯に向き合い、今後の審査と議論に反映させる姿勢を示している。議長は質疑がない旨の確認後、散会を宣言し、会は終了した。