令和6年度軽井沢町一般会計補正予算の議案が可決された。新たに採用される配車アプリの導入に伴う予算が含まれており、
タクシー供給強化の取り組みが進められる。
今回の補正予算では、タクシー供給強化プロジェクトの経費が重要な位置を占めている。このプロジェクトは、観光シーズンにおけるタクシーの供給を強化するためのものだ。タクシー車両に配車アプリを実装し、試験運行が開始される見通しだ。なお、予算案に関連する事業については、
総務課の荒井和彦君が詳細を説明した。
荒井君によると、補正予算の内容には、交通防犯対策費に充てられる2,600万円の増加が含まれている。また、配車アプリを活用したタクシーの運行が来月中旬から本格運行されるため、必要経費が予算として計上された。特に、周辺地域からのタクシー派遣や、日本型ライドシェアの実施に向けた準備が進められている。
住民課の児玉香織君は、質疑に対してアプリ手数料について言及した。通常100円の手数料がかかり、繁忙期には500円、閑散期には200円かかる見込みだ。「町のホームページで詳細を公表していく」とのことだ。
さらに、児玉君は日本型ライドシェアに関する質疑にも答えた。これにより、自家用車を利用した業務を希望する者が、タクシー事業者と雇用契約を結ぶ必要があるとの説明があった。
また、軽井沢町の児童発達支援センター「なないろ軽井沢」が完成し、4月1日より開所する。土屋三千夫町長は、地域の子どもたちの健やかな成長を支援するため、中心的な役割を果たすことを強調した。開所記念式典も予定されており、地域の関心が寄せられている。
軽井沢町では、今後も観光地での交通確保をより一層強化していく姿勢を示している。特に、タクシー供給強化プロジェクトは観光シーズンと連動しており、訪問者の利便性を高める一助となることが期待されている。