令和5年第1回軽井沢町議会定例会が開催された。注目すべきは副町長の選任に関する議案である。
土屋三千夫町長の提案により、小池秀一氏が副町長に選任されることが決定した。町長は、小池氏が新庁舎整備計画等の特命事項を担当する重要な役職であると強調した。
また、議案第28号として「軽井沢町特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正」が提案された。この改正は、町長の特命事項を推進するための組織変更に伴うもので、都市デザイン室を廃止し、まちづくり推進室を設置することが盛り込まれている。
さらに、令和4年度及び令和5年度の一般会計補正予算も審議された。令和4年度の補正予算では、企業版ふるさと納税寄附金の受領が報告され、これに伴う予算の増額が提案された。令和5年度については、新型コロナウイルスワクチン接種に関する予算が増額されることが説明された。
町長は、電気自動車の急速充電器設置の進捗も報告した。町が推進するゼロカーボンシティ実現に向けた取り組みが強調され、環境意識の高まりが町民に根付くことを期待している。
質疑応答では、小池氏の住居が長野市にある点について、町長は「町内で住居を探す予定」と説明した。議会内での議論が活発に行われ、町政への意見も多く交わされた。
最後に、町長は町制施行100周年を記念するイベントや、選挙活動に関するメッセージを共有し、結束を呼びかけた。議会は円滑に進行し、全ての議事が終了した後、散会となった。