令和4年6月1日、軽井沢町議会の第1回定例会が開催された。
本会議では、各議案に対する質疑が行われ、議案第27号から29号までが審議された。その中で、最も議論を呼んだのが議案第28号、令和4年度軽井沢町一般会計補正予算(第1号)である。
質疑に立った押金洋仁議員は、国際カーリング選手権大会の補助金が突然50万円増額される理由について質問した。これに対し、総合政策課長の森憲之氏は、過去の経費見直しの中で昨年度の大会の中止に伴う繰越しがあることを説明した。長野オリンピック以降、カーリング大会は続けられており、町の補助金も減少傾向にあると言及した。
森氏は、実際の支出が500万円から550万円に増額される背景を説明したが、議会内でも意見が分かれたようである。このように、行政の費用配分がどのように行われるのかは、今後も注目し続ける必要がある。押金議員は、これまでも補助の使途に関してより透明性のある運用を求め続けており、今回の質疑もその流れを汲んだものであった。
また、議案第27号の木もれ陽の里の空調設備等の改修工事契約については、質疑はなくスムーズに進行し、適切な契約が結ばれる見込みであることが述べられた。
さらに、報告第7号から9号までにも質疑は見受けられなかったが、それらの内容に関しては適切に運営されていることが確認された。議長の土屋好生氏は、これらの議案を各所管委員会に付託することを決定した。最終的に、本会議は全ての議事を終了し、午前10時05分に散会した。議会の議事運営が適切であったことがうかがえ、町の今後の発展に寄与することが期待される。