令和3年3月第1回軽井沢町議会定例会が開催され,各議員からの一般質問が行われた。特に、災害時における情報収集及び発信に関する課題が重要なテーマとして浮上した。
議員の眞島聡子氏は、災害時における情報収集及び発信について言及した。彼女は過去の大規模災害を引き合いに出し,災害時の情報提供の重要性を強調し,特に避難所での情報提供の手段について具体的な課題を問いかけた。住民課長の林正博氏は,避難者から求められた情報提供の内容や問題点に言及し,今後はSNSを活用しての情報提供を検討する方針を示した。
また、観光経済課長の中山茂氏は,外国人観光客への情報提供のための対策について質問を受け,特に台風19号時の軽井沢駅での観光客対応の経験を踏まえた支援を行ったことを報告した。観光案内所での多言語対応の強化が成果を上げる一因として挙げられた。
さらに、テレワーク活動の推進についても検討された。議員は、軽井沢町がテレワークに適した環境であることを訴え、企業にとっての魅力を引き出す施策を求める発言があった。この議題に関して、軽井沢リゾートテレワーク協会との連携強化や、テレワークスペースの整備が今後の課題として挙げられた。
また、町のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進状況についても言及された。町は,AIを活用した情報収集や、リアルタイムでの情報提供に向けた施策を進めており、今後も具体的な結果を出していく方針を示した。特に、SNSを利用した住民との双方向性を実現するための方策も検討している。