令和3年第1回軽井沢町議会定例会(12月会議)が行われ、議員が観光振興、環境政策、学校給食について質問した。特に観光振興施策について、福本修議員は日帰り観光客の誘致と宿泊促進の重要性を強調した。特に、町としての宿泊促進施策については「若葉まつりや紅葉まつりで民宿割引券を提供している」と述べ、さらにエコツーリズムの推進計画の現状についても言及した。観光経済課長中山茂氏は、エコツーリズム協議会を通じ、自然を体験しつつ宿泊を促進する施策を進める意向を示した。
次に、学校給食に関する話題が挙がった。赤井信夫議員は、給食に地元産野菜を活用することの意義について述べ、食育の強化を求めた。こども教育課長栁澤登氏は、地元の野菜を生きた教材として使用する方針を確認した。その上で、地元農家との連携を深め、安全で良質な食材確保に努めると述べた。
また、グリホサート系の除草剤についても議論が展開され、環境課長土屋貢氏は町の関連施設での使用状況を説明。具体的な使用場所は風越公園など複数あったが、学校や保育園では使用されていないと強調した。
イノベーションの一環として、赤井議員はゲノム編集食品についても言及し、町としての姿勢を確認した。それに対し、課長は現段階では動向を把握していないと答えた。
最後に、町全体の給食システムの運営コストが話題となり、今後、無償化の方針を維持しつつ、より質の高い食事を提供する方向で検討を重ねる考えが示された。議会は町民の権利と健康を守るため、子どもたちへの教育と食の重要性について再確認した。