令和3年第1回軽井沢町議会定例会が1月22日、町議会議場で開催された。
本定例会は、町長の招集のもと14名の議員が出席し、開会された。議長の佐藤敏明氏が「新年の初めにあたり、皆様にご出席いただき感謝申し上げる。」と挨拶した。
藤巻進町長は、新型コロナウイルスの影響について言及し、特に地域内での感染の活発化を懸念している。状況として「佐久圏域では感染リスクが高まっており、我々も緊張感を持つ必要がある」と強調した。感染拡大防止のための基本的な対策が重要であり、「マスク着用、手洗いなど、初心に戻って感染予防に努めてほしい」と述べた。
さらに、2021年に予定されている東京2020オリンピック聖火リレーに関する準備状況についても言及した。町長は、「聖火リレーは地域の重要なイベントであり、関係機関と連携しスムーズに進行させるための準備が進んでいる」と説明した。
次に、日程に基づき、令和2年度一般会計補正予算が提案された。総務課長の上原まち子氏によると、予算の中には新型コロナウイルスに関連したワクチン接種に必要な経費が含まれている。この補正予算として新型コロナウイルスワクチン接種体制に係る経費が1,420万円計上されていることを報告している。
質疑において、押金洋仁議員からワクチンの種類について質問があり、保健福祉課長の石原美智典氏は「アメリカで製造されたファイザー社のワクチンが使用される予定である」と回答した。また、接種方法や副反応について住民への周知が考慮されることも確認できた。町長や課長たちは、「情報提供を行い、町民が安心して接種に臨めるよう準備を進めていく」と強調した。
さらに旧三笠ホテルの保存修理工事について、町長は進捗状況を説明し、解体調査や耐震補強について言及した。今後も事業が順調に進むよう取り組む姿勢を示した。
本会議は、全議案に対する質疑が終わり、討論なしに令和2年度軽井沢町一般会計補正予算が原案通り可決された。議長が町長からの挨拶を求め、藤巻町長は「今回の議決に感謝し、町民が安心してワクチン接種を受けられる体制を整えてまいります。」と述べて会議を締めくくった。