令和2年第1回軽井沢町議会定例会が、7月29日に開催された。
会議では、新型コロナウイルス感染症に関する報告が行われ、町長の藤巻進氏が感染者発生について説明した。「東京都在住の方が当町において感染確認となった。」また、長野県の対処方針に準じて対応を続ける方針を示し、感染防止策を徹底するよう求めた。
加えて、町民に対し不当な差別的扱いを避けるよう呼びかけ、「皆が一丸となってコロナ禍を乗り越えていきましょう」と述べた。会議では、公共交通事業者を支援するための補正予算についても議論され、総務課長の上原まち子氏が説明。「歳入歳出それぞれ8,859万5,000円を追加し、総額を169億6,192万4,000円にします。」と述べた。
今回の補正予算では、コロナ禍による公共交通事業者への支援が重要なポイントとなった。住民課長の林正博氏は、公共交通事業者としてバス72台、タクシー136台を見込んでおり、今回の支援対象は、町内に事業所を持つバス事業者とタクシー事業者に限定されるとした。「代行タクシーは支援対象外です。」と強調。
議案第51号「令和2年度軽井沢町一般会計補正予算」は、質疑を経て全員賛成で可決された。町長は、早急に支援事業を進める意向を示し、「議決いただき感謝申し上げます」と述べた。これにより、公共交通事業の継続が期待される。