令和2年第1回大崎市議会臨時会では、重要な議題が次々と討議された。
まず議題に上がったのは、議長の辞職許可である。副議長であった氷室勝好氏が、議長の佐藤和好氏の辞職願を朗読し、全会一致で許可された。新たに相澤孝弘議員が議長に選出され、当選の際には、議会の中立公正さを重んじるとともに、民主主義を基盤とする議会運営へ向けた決意を述べた。
続いて、副議長の辞職が取り上げられ、引き続き後藤錦信氏が副議長に選出された。後藤氏もまた、地域の発展へ向けた努力を続ける意志を示した。このように人事案件が進められる中、参議院の正副各ポジションの代替も行われた。
議会においては常任委員の選任も実施され、鹿野良太議員、佐藤弘樹議員など、合計24名が各委員に選ばれた。また、情報化対策特別委員の設置についても満場一致で承認され、社会の進展に応じた効果的な施策が求められていることが強調されている。さらに、コロナウイルス対策に特化した調査特別委員会の設置という新たな方針も打ち出された。
市役所庁舎建設調査特別委員会に関する定数変更の提案には異議なく、迅速に決定が下された。市議会は、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、地域経済対策や健康管理対策に向けた方針の立案を急務と捉えている。
最後に、閉会中の継続審査・調査の申し出が各委員から提示され、公共交通や地域の安全、福祉行政など、多岐にわたる問題が引き続き調査されることが確認された。大崎市としては、これらの議論を通じて住民により良いサービスを提供することを目指している。議会はこれらの議論を経て、令和2年第1回臨時会を閉会した。