令和3年第1回大崎市議会定例会が3月10日に行われ、副市長の選任および令和3年度の一般会計補正予算案が審議された。
伊藤康志市長は、副市長の選任について説明し、前副市長の三保木悦幸氏が辞職するため、尾松智氏を適任と認め議会の同意を求めた。
質疑の際、議員たちは政策の透明性や副市長の今後の方針について質問をし、意見を交わした。議会は、尾松氏の選任に異議なしとし、同意した。
さらに、令和3年度の一般会計補正予算についても詳細な説明が行われた。この補正には、新型コロナウイルスに対する対策が含まれ、特にワクチン接種推進のための関連経費が盛り込まれている。今回の補正予算には、ワクチン接種に要する経費や社会福祉サービスの継続支援事業も含まれる。新型コロナウイルス感染症による影響を受け、様々な支援が必要とされている状況が強調された。
質疑応答では、議員からの「基礎疾患を持つ市民の優先接種」や「デジタル人材の雇用促進」など多岐にわたる質問が寄せられ、伊藤市長や関係者は丁寧に回答。特に、高齢者・基礎疾患のある市民への接種計画や、安全対策にも言及した。市民の不安を取り除くため、コールセンターの設置や行政からの情報発信が強調され、より一層の市民への配慮が求められた。
市長、商工業支援についても多くの議論があり、経済活動のじり貧を防ぐために、特に飲食店を支援する必要性が語られた。議員からは、過去の支援制度の継続性や新たな施策についても言及され、市長は引き続き市民の声を反映した施策を実施していく意欲を示した。今後、他の市町村の成功事例を参考にしながら、独自の経済支援策を展開していく方針が確認された。
質疑の終わりに議長は、本日の会議を延会とし、次回は3月11日の午前10時からと告知し会議は終了した。