大崎市の令和3年第2回定例会では、消防団員の処遇改善や不育症、不妊治療、公衆トイレの維持管理について熱心な議論が展開されている。
特に消防団員の処遇改善については、横山悦子議員が取り上げ、消防団員の減少と高齢化問題を指摘した。
横山議員は消防団員の出動手当の増額を求め、消防団員の重要性を強調した。これに対し、伊藤康志市長は、消防団員は地域の安全を支える重要な存在であり、処遇改善は検討していく意向を示した。
さらに不育症に関しては、妊娠するものの流産や死産を繰り返す現状に対して、支援を求める声があがった。特に、地域の医療機関との連携が求められ、市がその役割を果たすことが期待されている。
また、コロナ禍における女性の負担軽減についても議論が行われ、特に生理用品の配布体制についての改善が提案された。
これは、いざという時に女性が安心して利用できる公共施設での取り組みが求められていることを表している。横山議員は生理の貧困について、各自治体が支援を強化する必要性を述べた。これに対し、市長は、必要な支援を検討していく方針を示している。
また、一般質問の中で、三本木パークゴルフ場の改善に関する協議も行われた。施工業者による改善対応が話題となり、過去の施工不具合については一定の評価もなされたが、今後の対応策に注目が集まっている。これに関連して、公共施設の適正管理に関する議論も展開され、特に今後の地方財政の厳しさを踏まえた資産管理や利活用について意見が交わされた。