令和元年7月16日、大崎市議会は第3回臨時会を開会し、議案第74号の工事請負契約を承認した。
古川中学校の屋内運動場改造工事について、市長の伊藤康志氏は「本議案は工事請負契約を結ぶためのものである」と強調した。工事にあたる株式会社江村工務店は、入札において有効な価格を提示し、契約に至った。
この改造工事は老朽化対策の一環で、完了後の耐用年数は80年を見込んでいる。教育部の尾形良太教育部参事は「改造工事によって運動場の質が向上し、学び舎としての価値が高まる」と述べた。
質疑応答では、議員からの「なぜ臨時会での契約提案となったのか?」との問いに対し、佐藤秀宜財政課副参事が入札手続の不備を説明。入札の日程が変更されたことが理由だと明らかにした。
また、工事中の安全対策についても議論され、外壁工事に関連して安全措置が確認された。飯田幸弘建築住宅課長は、「通行する生徒の安全を確保するため、交通誘導員を配置する」と述べ、不安要素を取り除く姿勢を示した。
工事にかかる費用は約2億4,534万円であることが明らかで、他社との競争もある中、価格評価点は53.81ポイントとのこと。議員からは「特に高いとは言えない点数だ」との意見も出されたが、選定の手続きが適切に行われたことが確認された。
今後の工事進捗については、上記の条件を踏まえ、スケジュール通りの完成を意識して進められる。
この臨時会では各議題が審議され、すべての議事が無事結論に達した。議長の佐藤和好氏は会議を締めくくり、会期が一日であったことを確認した。