令和5年11月29日に開催された第1回臨時会において、さまざまな重要な議案が審議された。
特に、議案第124号については市長の伊藤康志氏が提案理由を述べた。議案は、寄附された金地金3キログラムを、田中貴金属工業株式会社に売却した件に関するものである。この処分は、寄附者の意向に基づいて行われ、売却金額は3,120万円であった。
続いて、議案第125号の令和5年度一般会計補正予算が紹介された。市長によると、この補正予算は国の給与法改正や人事異動による調整を主な目的としている。また、寄附された金地金からの収入をまちづくり基金に積み立てるための一環ともなっている。
さらに、議案第126号の病院事業会計補正予算については、市民病院経営管理部長の中田健一氏が詳細を説明した。これは医療関連の人件費を調整するもので、特に医師給与の増額が焦点となっているようである。
議案第127号では大崎市一般職の職員の給与に関する条例等が改正される。これにより、若年層を重視しつつ、全職員の平均給与を約1.1%引き上げることが明らかになった。市長はこの改正には国の給与法に準じた背景があると強調した。
本議会は原案通り全ての議案を承認した後、午後1時13分に閉会されることとなった。出席した議員は28名であり、欠席者は無かった。議長は、この臨時会での審議が今後の大崎市の重要な方針に影響を与えると述べた。今後も市政における透明性や市民の意見を尊重する姿勢が求められることは間違いない。