令和元年第4回大崎市議会定例会が、12月12日に開かれた。
本日の議題には、まず会議録署名議員の指名があり、伊勢 健一議員、鹿野 良太議員の2名が選出された。
続いて実施された一般質問では、多くの議員から様々な問題提起がなされた。特に台風19号による被害の復旧状況と今後の見通しについて、多くの議員から質問が集まった。遊佐 辰雄議員は、鳴瀬川や内川の土砂崩れの影響について言及し、復旧工事の進捗状況と防止策について市長及び関係部長に質した。
この台風による浸水被害は甚大であり、特に内川沿いの土砂流入や土砂崩れが問題視されている。市は、県の協力を得て、早期の対応を行っており、特に有備館裏の土砂崩れについては、急傾斜地対策工事が必要であることを認識しており、さらなる復旧作業を進める意向を示した。
また、道の駅おおさきに関する質問もあり、出席議員から道の駅の役割及びその連携強化について提言がなされた。市長は道の駅が全国的にも重要な役割を果たしているとし、この交流を基に地域振興を進める考えを示した。
さらに、上水道の未給水区域への整備についても協議され、鬼首地域での水道整備の必要が訴えられた。市は未給水地域での水道整備が必要であると認識しており、地域の皆さんと協力して進めていく意向を示した。
また、教育委員会からは世界農業遺産に関する教育資材の活用についての取り組みが報告され、次世代への教育の重要性が強調された。市としては、これを文化として根付かせる方策を検討していく意見が出た。
最後に、新たな道の駅設置については、市民の声を聞きながら進めていくとの方針が示され、地域住民との意見交換を通じて、今後の発展を図る姿勢が伺えた。全体を通じて、台風19号の教訓を踏まえた防災意識やまちづくりへの取り組みが必要とされる中、議員たちからの積極的な提言が市の政策形成に影響を与えることが期待される。