令和元年第4回大崎市議会臨時会は、11月29日に開催され、災害対応に関する議案が重要な議題として議論された。特に、台風19号による災害関連の補正予算案が、出席議員によって審議され、承認されたことが際立った。
議案第98号から第100号は、専決処分の承認を求めるもので、主に災害対策に関する処分である。市長の伊藤康志氏は、「台風19号での被害を受けて、市としての迅速な対応が必要であった」と説明し、市の財政状況を踏まえた議案の提出を強調した。
質疑の中で、富田文志議員は、補正予算の中の歳入で特に注目すべき点について問いかけた。赤間財務部長は、「歳入の見通しは、過去の災害対応に基づくものである」とし、財政調整基金の取り崩しの必要性があると述べた。
また、富田議員は、今年度補正の内容から、かさ上げを含む住宅改造に対する支援の在り方についても言及した。この点について、伊藤市長は「適切な補助を行い、事業者への支援を強化する」との方針を述べた。
さらに、下水道事業特別会計において、489万円の繰越金が議案として提案され、追加される運びとなった。これに対して、出席議員からは「災害の影響を受けた地域へのさらなる支援策の検討が期待される」といった意見も出た。