12月20日、大崎市議会は令和4年第4回定例会を開催した。
会議では、出席議員28名と市長、各部長が出席し、議事日程に従って進められた。
初めに、日程第1では会議録署名議員として23番氏家善男議員と24番木内知子議員が指名された。この指名は、議会の透明性と公正を確保するための重要な手続きとして行われる。
次に、日程第2の一般質問が開始された。質問者の中で、只野直悦議員は水害に強いまちづくりに関し、旧北上川分流施設の運用についての検証状況を問い質した。これに対し、市長伊藤康志氏は、分流施設の操作基準について解説し、現在の操作基準が高いことから、今後も国に要望していく必要があると答えた。また、田尻川の洪水調整についてや、教育環境の整備に関する質疑も行われた。特に、教育長熊野充利氏は、部活動の地域移行についての国や県との調整状況を説明した。
さらに、後藤錦信議員が提起したサウナを通じた地域活性化の取り組みや、陸羽東線の公共交通としての重要性についての議論も盛り上がった。市民協働推進部長伊藤文子氏は、このような地域振興策について、観光資源として活用する考えを示した。
このように、議会では水害対策や教育、地域活性に関する多岐にわたる質問が提起され、市長や教育長、各部長がそれぞれの立場から見解を示し、地域課題の解決に向けた議論を深めた。市民の声がしっかりと反映された議論の場であった。最後に、次回の議会に向けた意気込みも述べられ、議会は締めくくられた。