令和4年2月9日、石巻市議会にて開催された全員協議会では、
石巻市の交通計画と教育振興計画の見直し案が議論された。
当日は、齋藤正美市長が挨拶し、2つの計画についての重要性を強調した。すでに策定された石巻市総合交通戦略は、今後の地域公共交通の再生を視野に入れ大幅な見直しが必要とされている。
これは、公共交通の維持と利用促進を目的としたものであり、特に利便性向上を図る必要性が強調された。具体的には、高齢者や子育て世代が利用しやすい公共交通ネットワークの実現が目指される。
議論を進める中で、髙橋憲悦議員は現在の交通網が未来に向けた持続可能なサービスに結びついているのか疑問を呈した。特に、市外の地域に向けたアクセスの欠如が指摘され、実際の利用において課題が残ることに懸念が示された。これに対し、齋藤市長は、便数や接続性向上についての取り組みを腰を据えて進める必要があると述べ、交通局とも相談を行っている点を明かした。
教育振興計画に関しては、今野良司教育委員会教育総務課長が概要を説明した。香港の教育環境の重要性を認識し、今後5年間の施策展開を概要説明した。目標には安全な教育環境の整備、社会を生き抜く力を育成する学校教育の充実などが盛り込まれている。特に学力向上と防災教育への取り組みについては、その重要性と課題を再確認することが求められた。
また、議員からは地域に即した具体的な計画策定の重要性についても発言が促され、各地域のニーズに応じた教育や交通施策が求められている。これに対し、今野課長はSDGsの理念を基盤に教育施策を進める方針を見せた。
全体として、両計画の見直しは地域住民の利便性や教育環境向上を目指すものであり、今後の具体的な施策展開について、円滑な進行が期待されている。