令和6年第1回東松島市議会定例会が開催され、複数の議案が審議される中、特に道の駅の指定管理者の選定について注目が集まった。
まず、道の駅の指定管理者について、産業建設常任委員会の委員長である熊谷 昌崇氏が報告を行い、2日間にわたって行った審議の経緯が伝えられた。熊谷氏は、指定管理の候補業者が十分な資金を持っていると述べ、民間の活力を導入する点についても安心感を示した。
その中で、業者が道の駅の管理者として統括マネジャーを設置する意向を示し、この人物は宮城県内の道の駅の駅長経験者から選ぶか、人材派遣会社を利用することを検討しているとされ、多くの議員がその方針を支持した。
さらに、令和6年度の一般会計予算も重要な議題の一つであり、財務常任委員会の委員長である大橋 博之氏が報告を行った。今年度一般会計の歳入歳出予算は227億8,300万円に上り、財源確保のための多角的なアプローチが示された。大橋氏は、複数の質疑に対する回答を経て、過去を踏まえた改善点について評価を行った。
また、議員の請負状況を公表する条例については、議会運営委員会の委員長、阿部 勝德氏が説明を行った。地方自治法の改正を受けて、議員による請負の透明性を確保するための取り組みが紹介され、全議員からの賛同を受けて原案通り可決された。
最後に、議員派遣の件についても議論がなされ、宮城県知事との意見交換会に参加することが決定された。市民の声を直接届ける貴重な機会として、関係議員が意義を強調した。議会は全ての議案を可決し、令和6年第1回東松島市議会定例会は閉会した。