年度当初の定例会が令和6年6月19日に開催された。
議事は出席議員18名のもと、会議録署名議員の指名から始まる。議長として市内の問題を取り上げ、特定の情報を正確に把握している市長と、市民の代表である議員の間で意見交換が行われた。
阿部秀太議員が農薬の適正使用に関する一般質問を行い、ここで市長の渥美巖氏は農薬使用の安全性について説明した。農薬は有効な資材であるとしつつも、使用方法の誤りが逆に問題を引き起こす可能性があると警鐘を鳴らすと同時に、市報を通じた啓発活動の重要性を訴えた。
次に、議案を連続して審議。提出された多くの議案は農業委員会委員の任命がメインテーマであった。特に、農業委員の役割や任命プロセスについての議論が活性化した。市長は、その任命が地域の農業振興に寄与する意義を強調。
その後、外国人労働者に関する現状とトラブルへの取り組みが話題に上がった。市における登録国籍別人数や、労働条件、トラブルの把握状況などについても市長は説明を行い、今後の対応策についても言及した。特に、外国人労働者のトラブルを未然に防ぐ対策が必要との認識を示し、今後の取り組みに期待がかかる。
加えて、南浦地区の雨水排水対策や市営住宅の利活用についても意見が交わされた。雨水排水機場の老朽化問題や、南浦地区における改善計画の見通しが語られ、住民との連携を深める方針が確認された。
議会は終了し、出席議員による賛成が得られた政策案に基づき、今後の進捗に注目が集まる。市民からの信頼を獲得するため、市と議会が共に協力し合う姿勢が今後も求められる。