令和5年11月22日、東松島市議会は臨時会を開催し、重要な2つの議案が可決された。
1つ目は、大曲小学校北校舎解体工事の請負契約に関する議案であり、
市長の渥美巖氏はこの契約について「建築後56年が経過し、老朽化が進んでいる」と指摘した。
そのため、解体工事を行う必要があるとの説明があった。
契約金額は1億3,750万円で、解体工事は主にアスベストを含む建材の撤去を伴う。
解体工事用の入札は、6社が入札し、株式会社木村土建が落札した。
工事は、令和6年6月28日まで行われる予定だ。
また、質疑において、土井光正議員がアスベスト撤去の手法について質問し、
建設部建築住宅課長から「法律に則り進める」との回答があった。
2つ目の議案では、地元初の道の駅を建設するための契約も承認された。
市長は「地域連携販売力強化施設等の新築工事を進める」と述べ、
この工事は、農林水産省の補助を受けて行われる。
契約金額は14億7,235万円で、落札率は92.0%だ。
五野井敏夫議員は、施設の構造や配置について質問を投げかけた。
これに対し、市は「農水省の補助条件を満たすために分離した」と説明した。
工事の完成は来年の10月を予定しており、
市は「地域の発展につながる重要な施策」と位置付けている。
この臨時会に付議されたすべての議案は可決され、議会は本日一日での審議を終えた。
市議会議長は「次回も市民のためになる活動を続けたい」と結んだ。