令和6年の石巻市議会第2回定例会が開催された。会議では、髙橋憲悦議員の一般質問が行われ、市民目線の視点から様々な行政課題に対しての対応が求められた。議員はまず、里山の保全と森林環境について質問を開始した。市長の齋藤正美氏は「里山は重要な資源であるとして、これからも森林環境譲与税を活用して整備していく」と強調した。
次に、髙橋議員が行政への信頼回復について尋ねると、事務的ミスや職員の不祥事への取り組みについて市長は「適切なマネジメントを実施し、職場環境の改善に努める」と述べた。また、窓口でのサービス向上に向けても、職員への接遇研修の重要性を訴えた。
さらに、市民公益の観点から地域コミュニティーの活動促進についても議論が交わされた。髙橋議員は地域活動の助成や旧地域自治システムの取り組みなど、市民の自発的な活動を支援する重要性を挙げ、市長に対策を要請した。市長もこの点を認識し、地域活動へ積極的に支援していく意向を示した。
最後に、髙橋議員は市民の不安要素である職員の不祥事や対応の透明性向上について強く意見を述べ、細やかな対応を求めた。市長は市民との信頼関係を築きながら、行動を通じて対応していく姿勢を示した。今後も議論は続いていく見込みである。