石巻市の第1回定例会での議論は、地域の未来を見据えた重要なテーマが取り上げられた。特に、パートナーシップ制度の導入や学校教育における教育的価値のある観光促進の必要性が強調されている。
まず、パートナーシップ制度について、産業と生活における多様性を尊重する観点から市の実施が求められる。現在、宮城県内では同制度が導入されていない中、他の自治体の状況と比較して進捗が遅れていることが懸念される。市の担当者は「市民意識調査などで具体的に意見を伺いながら検討していく」と述べ、必要性を認識している様子がうかがえた。
次に、子どもたちの社会参加を保障する権利についても議論され、教育委員会は子どもセンターでの主導的な取り組みを通じて、子どもたちが地域のまちづくりに貢献できる機会を提供していることにも触れた。しかし、それに加えて、根本的な権利の保障のために第三者機関の設置について議員から提案もあり、より強固な支援体制の構築が必要だとの認識も示された。
さらに、教育的観光の重要性も強調された。市長は、震災の経験を基にした観光資源が、市民の内面的な喜びや誇りを育む一助となることを強く訴えた。道の駅上品の郷の活性化に向けて、農産直売所の売上向上や、訪問者への新鮮な体験提供を通じて地域を生活の場とする重要性が再確認された。