令和3年12月2日、石巻市議会改革推進会議が開催された。
会議では、タブレット端末の運用基準について議論が進められた。議長の山口荘一郎氏は、前回の会議で全国の地方議会におけるタブレット端末の策定傾向を紹介したことに触れ、本日はそのたたき台を取り上げると述べた。
書記の熱海照郎氏は、タブレット端末の初年度予算について説明を行った。初期費用として739万2,000円を要求しており、維持費として月額24万9,876円が必要だとのこと。これを9か月分加算し、当初予算で964万884円を見込んでいる。5年間の総額は2,238万4,560円になるという。これに対し、委員たちは具体的な金額について質疑を行った。
タブレット端末の運用規程(案)も示された。運用規程では、持ち込み禁止や使用者の責任について詳細に規定されており、複雑になりすぎないように基本部分のみを整備する方針が強調された。特に、タブレットを充電しないまま会議に臨まないよう注意を呼びかけている点が注目された。
また、会議システムの比較結果も報告され、参加者はそれぞれのシステムの操作性や利便性について意見交換を行った。今後、寄せられた意見を基に、タブレット端末運用規程を固める必要があるとされている。
最後に、今後のスケジュールが示され、来年1月に再度会議を行い、3月には運用規程を策定する流れが説明された。議会改革推進会議は、取組を後押しする重要な役割を果たしている。次回の会議は令和4年1月31日を予定している。