石巻市議会では、最近の会議において地域の緊急課題が話し合われた。
特に注目されたのは、西部漁港での土砂問題とそれに伴う漁業環境への影響についてである。行政は、いわゆる地域漁業維持の観点から、漁港内の堆積物処理の重要性を認識しつつあったが、適切な対策はまだ進んでいない。漁業者からの強い要望が寄せられるなか、推進状況とその対応策が求められた。
また、土砂水域での流入による水質劣化も懸念され、発電所の温排水が環境に及ぼす影響を理解するためのデータ提出が必要だとの声が上がった。関係部門では、出入口が狭い漁港での見通しの悪化が地域の安全確認にマイナスであるとも指摘された。これに対処するための周知や改善策が急務とされている。
さらに、復興住宅の転居規約が原因での住民トラブルの解決を求め、規約の見直しが求められた。この問題に関する提案の数々に対し、市側は慎重な調査解決を約束し、住民の確保する安定した生活環境を守ることが政府の義務だと強調した。