令和2年石巻市議会第4回定例会が開催され、さまざまなアジェンダが議論された。新型コロナウイルス感染症に対する対策や、児童福祉施設における慰労金支給の必要性についても言及された。今後、事業の遅れを解消するためには、国と県への要望や地域住民との協力が必要とされている。
特に新型コロナウイルスに関連する議論では、市内の感染者数が増加し続け、各自治体が感染拡大防止に向けた取組みを強化している。市長は、医療従事者の疲労と精神的ストレスに配慮し、慰労金支給の方向性を示唆したものの、国と県との協議が進行中であるため、具体的な実施時期については今後の検討が必要である。
次に被災者住宅再建支援事業についても報告があり、現行の支援が延長される可能性があることが示された。しかし、申請件数は依然として少なく、国からの指導に基づいて情報提供やサポートを強化する必要があるとのこと。
また、避難道路整備事業に関する進捗状況も確認された。釜大街道線や運河線の一部が開通し、テスト段階の信号機設置等が進められているが、依然として横断歩道の設置や交通安全対策の拡充が求められている。特に小学生や高齢者の安全確保のため、歩行者目線の施策が重要視される。
最後に、県道北上河北線の整備案件についても言及され、災害による影響で凹凸が生じている。この道は地域住民にとって重要な通行路であるため、早急な整備が期待されている。市は、県と連携しながら引き続き安全な道路環境の確保に向けた努力を続ける意向を示した。