令和5年12月21日に開催された石巻市議会第4回定例会では、災害対応と地域の防災力向上についてが中心テーマとなり、多くの議員が発言しました。
特に、地域防災計画の推進には、学校を中心にした避難所の役割が不可欠であるとの指摘がありました。防災教育を地域で実施することが求められ、昨年の防災訓練の成果をもとに、今後の訓練は遥かに重要であるとの認識が強調されました。多くの参加者が防災に関する意識を高め、具体的な行動をとることが必要です。
また、震災遺構の活用が求められ、その体験を通じて子どもたちの防災意識を育てる必要があります。現在、震災遺構の見学をする学校が増えており、実際には参加率は32校、1127人に及びます。教育長は、今後の実施状況を把握し、さらなる活用を模索する考えを示しました。
次に、国民健康保険についても厳しい現状が報告され、本市の医療費が高齢化の進行に伴い、膨らんでいることが取り上げられました。市民生活部によると、2022年度は滞納額が226,000万を超えており、その背景には所得の減少が影響しています。財政状況は厳しく、今年度の保険税調整を検討しています。もし税制改正を実施しない場合、財政圧迫が予想されます。
さらに、渡波地区の健康づくりパークの進捗状況についても評価が得られました。本市の健康づくりや地域活性化に向けた取り組みは注目されており、今後の方針として、地域住民の意見を取り入れることが重要になります。これに関連し、地域活動やコミュニティ強化の一環として、定期的な側溝清掃活動や空き地の除草に対する支援が必要です。特に、側溝清掃などの活動に関しては、地域住民の協力が不可欠であり、持続可能な取り組みを模索しています。