令和4年の石巻市議会第3回定例会が開催され、さまざまな議題が取り上げられた。特に、議会では今後の市の財政運営に大きな影響を与える決算認定が重要な焦点となった。
今回の会議では、令和4年度石巻市一般会計、病院事業会計、下水道事業会計決算認定が審議され、認定が行われた。また、石巻市の財政状況を反映させる補正予算も提出され、電力やガス料金の高騰を受けた支援金給付についても重要な内容であった。
市長は、「コロナ禍や経済情勢から市民に対しての支援が重要である」と強調した。その中で、非課税世帯に対しておこなわれる一時金支給に関しても、迅速な対応が求められている。支給される金額は一世帯につき5万円とされ、緊急対応が強調されている。
さらに、インボイス制度の導入に関しても話題にあがり、シルバー人材センターが影響を受けることが懸念された。インボイス制度により、消費税の納税義務が生じることで、センターの運営に新たな負担がかかるとの懸念が示された。議会ではこの件に関する意見書も採択され、政府への要望が表明された。
また、石巻市ではマイナンバーカード制度の普及促進に向けての取組みも進められており、住民が必要な手続きをオンラインで簡単に行えるようにする施策が推奨されている。市長は、「生活の利便性向上のために、市民に寄り添った政策を進めていく」と述べた。
結論として、令和4年度の決算認定や補正予算は、地域住民や高齢者に向けた重要な支援が期待されており、対策が進むことで市民生活の安定につながることが望まれる。