令和5年10月31日、議会改革推進会議が開かれ、議会の活性化に向けた重要な議論が展開された。
会議においては、参加者が特に個人情報の公開やオンライン委員会の設置などのテーマについて意見を交わした。山口荘一郎会長は、まずこれまでの検討課題を振り返り、議会活性化のための多様なアイデアを提案した。特に、各会派からの意見収集やタブレット利用に関する課題が論じられた。
今後の議論の中心となった議員の個人情報の公開に関しては、総務省からの通知を踏まえ、選択制の導入が議論された。都甲マリ子委員は、「個人情報保護に配慮した上での選択肢が必要だ」と指摘した。これに対して渡辺拓朗委員も、「多様な価値観を反映するために柔軟な運用が求められる」と応じた。
また、オンライン委員会の設置に関する討論も活発だった。行政視察に出かけた際の経験をもとに、技術的な課題を指摘しながら、具体的な実施方法についての意見が出された。都甲委員は、タブレットを使用して参加する手段、そのためのインフラ整備が重要であると強調した。
今後のスケジュールについて、山口会長は来年1月の議会定例会での活動報告と提案に向けた意見集約を促し、11月にも再度の会議開催を提案した。これに対し、出席者からは異議がなく、予定が了承された。
また、議会の改革に向けて、議員定数や予算審査方法についても議論がなされた。都甲委員は「早期に特別委員会を設置し、具体的な見解をまとめるべきだ」と提言し、勝又副会長もその必要性を認識している旨を述べた。