令和3年7月14日に開催された議会改革推進会議では、議会のICT環境整備に関する重要な議題が取り上げられた。
会議では、タブレット端末等の仕様や導入スケジュールが議論された。主な仕様については、40台のタブレット端末を調達予定で、議員用30台と事務局用10台を含んでいる。使用するタブレットはアイパッドOSのWi-Fiセルラーモデルで、128GB以上のストレージを搭載し、12.9インチ以上の画面サイズを持つことが求められた。保護ケースはスタンド機能付きの全面カバーを採用する。
このタブレットは賃貸借の形で導入され、不具合が生成した場合の無償修理や紛失・盗難への対策もしっかりとした管理体制が整えられるとのことだ。モバイル端末管理サービス(MDM)を導入し、議会事務局が一括管理を行う。さらに、会議システムにはクラウドサービスのサイドブックスを使用する計画で、十分な容量も確保される。
山口荘一郎会長は、政局における予算要求時にこれらの仕様を参考に金額を積み上げることを強調した。サイドブックス以外にも、モアノートがあると佐藤雄一副会長が言及し、利用状況の情報も懸念された。彼は、サイドブックスの方が便利であろうと個人的な意見を述べた。
また、ICT環境構築スケジュールとして、7月または8月に再度会議を開くこと、9月に運営委員会で仕様の報告を行うことが確認された。加えて、10月には先進地視察の計画も立てられ、全体のスケジュールが具体的に進行していくことが期待される。年度内の予算要求と体験会も予定されており、全体的な導入の流れに対して委員会は一致団結して取り組んでいく意向を示した。
今後の具体的な作業とスケジュールについても、テレビ会議による意見交換が続く中で柔軟に変更して進められることが確認された。会議の終了時には、スケジュールが見える化され、今後の改革に向けた期待感が高まっていることが強調され、全員の協議が行われた。