令和4年度石巻市議会第1回定例会が開催された。
本会議では、議事日程に従い、会議録署名議員の指名、会期の決定、施政方針演説が行われた。
まず、議長の大森秀一議員が会議録署名議員に森山行輝議員、渡辺拓朗議員、千葉眞良議員を指名した。次に、議長が今期議会の会期を本日から36日間とすることを提案し、異議なしと認められた。
施政方針演説では、齋藤正美市長が新型コロナウイルス感染症への対応を強調した。市民や医療従事者への感謝を述べ、迅速なワクチン接種や感染防止対策を行ってきたことを報告した。また、地域経済の立て直しに取り組む考えも示し、地域独自の祭りやイベントの開催を通じた魅力の創出について触れた。
「オール市民でのまちづくり」というビジョンを掲げ、地域課題や多様化する市民ニーズへの迅速かつ的確な把握に努めると述べた。
さらに、鈴木良広議員は「新型コロナ対策としての医療提供体制の強化」という施策を取り上げ、休日、夜間の医療体制確保の重要性を指摘した。市長は、休日や夜間の初期医療体制の充実に向けた取り組みを徹底して行うと強調した。
齋藤市長はまた、人口減少対策や地域コミュニティの強化についても言及した。まちづくりに関する取り組みを引き続き行うことが求められる。特に移住促進策を進め、人口減少に歯止めをかける施策を強化する意向を示した。
施政方針演説の最後には、復興の完結に向けての決意が述べられ、地域の象徴である自然や文化、そして人々の力を結集していくことが重要であると締めくくられた。
次回の質疑は2月18日及び21日に予定されている。議案の審議は引き続き議会で行われ、活発な議論が期待されている。