令和3年5月7日に開催された議会改革推進会議では、議会のICT環境整備に関する政策提言書(案)について議論が行われた。
山口荘一郎会長は、自然災害やウイルス感染症の影響を考慮し、議会活動の遂行を確保する必要性を強調した。特に、議会活動が停滞しないことが市民の安全確保に繋がると述べ、ICT環境の整備、特にタブレット端末の導入を提案した。
提言書の内容は大きく3つに分かれ、\n1つ目は「議会ICT環境の整備について」では、不測の事態においても議会活動を続けるため、情報の迅速な検索と政策立案のためのICT活用が求められる。
2つ目の「タブレット端末等の仕様について」では、通信機能や通信容量の確保、端末選定の優先項目が提言され、特に「SideBooks」の導入が挙げられた。\n
3つ目は「関係例規の改正及び使用基準の策定について」で、タブレット端末導入に向けたルール作りが重要であることが指摘された。\n
また、渡辺拓朗委員は、オンラインやタブレット導入は議会の進行を確保するために必要であり、執行部側の環境整備における予算計画も重要であると発言した。\n
次回の議会改革推進会議は5月20日に予定されており、会派ごとの意見を集約して提言内容を確定することが予定されている。議会改革進行に向けた試みが強く期待される中、議会のデジタル化の必要性が一層浮き彫りになった。