令和2年6月17日に開催された石巻市議会第2回定例会では、新型コロナウイルス感染症に関連した施策についての質問が多く寄せられた。特に特別定額給付金についての実施状況や、飲食店への支援策、オンライン環境整備に関する議論が重要視されました。
特別定額給付金に関して、津田淳一福祉部長は、申請手続きにおいてAIOCRシステムや手動チェックによる影響で、振込日が前後する事例があったことを説明した。その中で特に不備のない申請をした市民の不安が生じる結果になったことについて反省の意を示し、今後は市民に寄り添った運営を推進する必要があるとの認識を示した。
次に飲食店支援について、新型コロナの影響で思うように客足が伸びていない現状を踏まえ、飲食店へのテークアウトやデリバリーの補助を行っていると説明された。しかし、市はまた物理的対策を講じていく必要があり、アクリル板や換気設備の導入を補助する必要があると指摘された。
情報通信技術(ICT)を活用した教育の未来についても言及がなされ、特にオンライン環境を整備するための支援が急務であるとの見解が示された。及川伸一教育委員会事務局長は、全ての児童・生徒に一台のタブレット端末を配布する計画を立てており、今後の環境整備について具体的に進めていく方針を示した。