令和2年9月17日に開催された石巻市議会第3回定例会では、新型コロナウイルスの影響を受けた経済対策や、リモートワークの促進、また避難計画の見直しなどが議題として取り上げられた。
特に、新型コロナウイルスに対する経済対策として、石巻市では「石巻のチカラ・プロジェクト事業」を展開中であり、9月からこのプロジェクトに基づく地域商品券の販売を開始した。これに対し、市長は追加の発行を行う意向はないとしつつ、必要に応じたパートナーシップの強化を示唆している。
また、発熱外来の整備や感染症対策をめぐっては、健康部長が「PCR検査体制を拡充し、必要な医療提供体制を整えていく必要がある」と述べた。周囲の状況を考慮しながら、医療機関間の連携強化を進めるべきとの認識が示された。
さらに、高齢者の孤立が深刻化する中で、心のケアの重要性が改めて強調された。具体的な訪問件数は明らかにされなかったものの、地域包括支援センターの役割の重要性が説明されており、今後も高齢者に対するフォローアップを行うことが求められている。
やはり、新型コロナウイルスの影響が中長期にわたり続くことが予想される中で、石巻市における人の移動がどう変化していくのかが注目されている。市長が提案した「ウィズコロナ」の施策は、今後の石巻市における成長の方針として重要な意味を持つと考えられる。
加えて、環境問題に対する取組として、資源リサイクルの促進が要求されている。特にリサイクル率が減少傾向にあることが指摘されており、これは地域の生活スタイル変化を反映したものと考えられる。市としては、再利用を推進するための教育にも力を入れていく必要がある。