令和3年5月24日に開催された横須賀市の臨時議会では、重要な議案が審議された。
会議の冒頭、議長の大野忠之氏が議会を開会し、議事日程の朗読を省略したことを報告した。本臨時議会は、1日限りの開催であることが伝えられた。
日程第1では、常任委員の辞任についての議題が扱われた。大野忠之氏が、総務常任委員及び予算決算常任委員を辞任したい旨の報告を行い、承認される運びとなった。議会内からは異議の声が上がらず、無事に辞任が認められた。
続いて日程第2では、議案第60号である令和3年度横須賀市一般会計補正予算(第2号)が提案された。上地克明市長がこの議案の概要を説明し、今回の補正予算は新型コロナウイルス感染症の自宅療養者への支援を強化するものであるとした。具体的には、1億4,406万円の増額があり、予算総額は1,605億5,439万5,000円となる。市長は、地域医療の視点から自宅療養者への継続的支援が必要であると強調した。
質疑が行われなかったため、議案第60号は所管の常任委員会に付託された。再開後、伊関功滋予算決算常任委員長が、委員会審査の経過を報告。議案は原案の通り可決すべきものと決定した。これに対して討論として小林伸行議員が賛成意見を述べ、新型コロナウイルスの扱いに関する見解を述べた。
その後、議案は全会一致で可決され、議会は散会した。今回の補正予算は、引き続き新型コロナ対応に向けた重要な一歩と位置づけられ、地域医療の充実が期待されている。