令和3年12月の定例議会において、子どもの権利に関する協議会が開催された。
議題としては、条例素案の作成や市民意見聴取の方針が重点的に取り上げられた。
まず条例素案作成に関する協議では、第13条の修正内容について審議が行われた。具体的には「子どもに体罰を行ってはならない」という文言を「子どもに身体的虐待である体罰を行ってはならない」と変更することに決定。さらに、警察の取り扱いに関する項目について法規の確認後、必要に応じて再協議を行うことが決まった。追加として、「虐待が時には命を奪うこともある」という趣旨の前文を付け加えることも合意に至った。
次に市民意見聴取について、協議が進められた。事前に条例逐条解説案をホームページに掲載し、参加者に確定通知をメールする流れが決定された。報告時には、児童相談所や児童養護施設の視察や協議の様子を視覚的に紹介する方針も示された。これに伴い、会場のレイアウト変更が決まり、司会の位置が演壇向かって右に設定された。
さらに、名札に関しては、議員が白紙のカードに自ら記入する方法が採用されることとなり、当日の運営が円滑に行われるようにする意向が示された。
最終的に、次回の会議は令和3年10月22日となり、市民部および教育委員会の出席が求められることになった。今後は、今回の協議を基に、より具体的な施策が検討されていく見通しである。