令和6年度横須賀市議会の定例議会が開催された。
本定例議会では、令和6年度予算案を中心に審議が進められ、市長の上地克明氏が予算案に込めた思いを説明した。市長は「コロナ禍からの復興を意識し、市民の生活を守ることを第一に考えている」と強調した。
特に、能登半島地震後の予算見直しが行われたことが注目される。上地市長は「市民生活の復旧を念頭に、すべての予算を再検討する必要があった」と述べ、福祉の充実が重点施策であることを示唆した。予算合計は3,488億円、一般会計は1,689億円に達する。
また、選挙管理委員及びその補充員の選挙も行われ、結果として複数名が当選。投票プロセスも透明性が確保された。議長の大野忠之氏は「今後も市民と密接に連携し、市政に臨んでいく必要がある」と語った。
質疑応答では、議員からの質問に対して市長が詳細に回答を行い、特に地域防災策に対する対策強化が求められた。今後は、災害時の避難体制を強化し、各避難所の備蓄品を増やす方針が示された。市長は「緊急時には市民の安全を最優先に考え、迅速な対応が求められる」とした。
その後、議案が全て審議に付託され、引き続き議会は運営される予定。議会の運営は住民との対話を基に行われ、市長は市民全体への福祉向上を目的とした施策を着実に進めていく考えを示した。議会期間は本日から3月26日までの42日間となっている。